うつ。その病気による痛みを知り、消すための方法を知る

もっと理解しようメンタルの世界

心おどる喜びを感じることがあります。ほうっておいても笑顔になれるような、そんな喜びに包まれることがあります。逆に、ハートが真っ二つに裂ける映像がまざまざと思い浮かぶような、痛みを感じることがあります。
アップサイド・ダウン、それが人の心というもの。
とはいえ、単純な「痛み」としては片づけられないこともあります。病院で治療すべき「うつ」によって、その痛みが引き起こされている場合です。

うつ病によって私たちが経験することになる痛みは、心から体へ、私たちの存在自体を蝕んでしまう危険なものです。 ここでは、その内容について探り、うつ病を解消するために私たちが出来ることは何かということを、明かしていきましょう。

反復する病気

悩みを抱える女性

少年少女の時代から青年期に向かって、人は希望に満ちあふれた人生のスタートを切っていく。それはあまりに人生の明るい部分だけに目を向けた考え方であって、実際のところは人それぞれ、ちょっと違っています。
「若い」と言われるような年齢にある人たちにうつの症状が見られることが、最近では注目されはじめています。未来ある少年少女たち。これから自分の人生のあるべき姿を形にしていこうとする青年たち。
彼らの中に、うつによる痛みを抱えている人が多くなっているという状況にあるのです。
別の見方をすれば、若い人がうつにかかってしまうということが、ようやく世の中に認知されたのだということも言えます。少年少女期、青年期というのは、心が激しく動く時期です。
溌剌とした体の中にある心が、踊るような喜びや楽しさを味わうこともあれば、深く切れ込みを入れられたような痛みに苦しむこともある時期なのです。その痛みがあまりに激しく心にダメージを与えたとき、彼ら、彼女らはうつと呼ばれる状態に入ってしまうことがあります。
進学や就職といった、世の中に出ていく中でいろいろな壁にぶつかる時期だからこそ、その多感な心は傷つきやすい状態にあるというわけです。

一方、医学的な統計データを見てみると、人がうつに落ち込んでしまう年齢層の平均は、40代であるということがわかります。
つまり、人の一生とうつが発症する可能性とは、ちょうど恒星のまわりをめぐる2つの惑星がすれ違う時期が定期的に来るように、青春期、中年期に接近するのだと言うことが出来ます。
一人の人が、その一生の中で二度、三度、うつを発症するというパターンも少なくありません。この病気は、若い頃にかかっていることが分かって、治療して一件落着といったものではないのです。
反復してかかる可能性があるということは、忘れずにおきたいものです。